黒糖と私

ある1匹の猫との出会い

黒糖とエリザベスカラー(3)

最初に。

今回は黒糖のしこりのアップの画像を

載せています。

少し苦手な方もいるかもしれません。

不愉快な思いをしてしまったら

申し訳ありません。






急いで病院に連れていき

先生に全てを話しました。


まず、吐いている原因は現状分かりません。

ただ皮膚を見たところ

しこりが沢山あります。

肥満細胞腫の可能性が高いでしょう。

これが体内に転移していた場合

吐き気などの症状が起こります。

悪性の場合は生命に危険なので早期に治療を

始めましょう。と。


私は先生の言っている事が理解出来ず

パニックでした。


この子が病気?肥満細胞腫?


とりあえずしこりを触らないように

エリザベスカラーを装着します。

栄養のあるご飯を食べさせて様子を見てください。

今回は血液検査をして

いつ手術するのかまた話し合いましょう。


そう言われました。


手術?病気?エリザベスカラー?

無知なは私は理解が追い付きませんでした。


手術は全身麻酔です。

この子の生命力にかけましょうと。


まだ来て1ヶ月も経っていないのに

なんてこった。


この日から亡くなるまで

黒糖はエリザベスカラーを装着していました。




黒糖は元々飼われていた猫で

病気を知った飼い主が虐待をし

捨てたのではないかと先生は仰ってました。

人が大好きで

遊びに来てくれる友達にも

こんにちは♡と挨拶。

抱っこして〜と手を一生懸命伸ばしていました。

この姿は今でも忘れません。

あんなに可愛いくて愛嬌のあるこの子が

なぜ虐待を?

逃げてきたのかな?

こんなったら出来ることを全てしよう。

黒糖に愛情もお金も限界までかけようと。


子どもの居ない夫婦の私達にとって

とても大切な存在になりました。


続く